『厭魅の如き憑くもの』読完 レビュー

レビューって程ではないですが、、、

まず粗筋はこんな感じ。

 昭和のある年、刀城言耶はとある山奥の集落、蒼龍郷にある神々櫛村に降り立つ。そこはカカシ様と呼ばれる山神様に対する信仰の為に村があると言っても過言ではない程、今なお古い慣習とカカシ様に対する信仰が色濃く残る地であった。刀城が村に滞留して早々、村である事件が起こる。その事件を皮切りに、次々と起こる自殺とも取れる死体の数々。神々櫛村を取り仕切る白と黒の家ー神櫛家と谺呀治家ー。その黒の家、谺呀治家の巫女、紗霧の周囲で立て続けに起こる事件の犯人は誰なのか。それとも、人間ならざる物、厭物の仕業なのかー、、、、、

 てな感じで、物語は進んでいきます。

 

 さてさて、私は季節に合わせて、読む小説を選んだりするのですが、今回は余りにも暑いので、涼をとるために、ホラー小説をということで前から気になっていた、刀城言耶シリーズ第一弾を手に取りました。

 どことなく横溝作品にも通じる(戦後昭和の混沌や日本の民俗学や土着の慣習がベースになっている点)雰囲気にウキウキしながら、読み進めておりました。正直、あまり怖さの部分は感じなかったのですが(これは、こちらにも原因があるのですが・・・)最後の種明かしの〇〇視点とかは面白かったです。まぁ、今思えば、冒頭にそれとなく伏線が張ってあったりしていたんですが!

もう、してやられた感が満載です。でも、ミステリーなんて騙されてなんぼですからね!

 

 さて、怖さを余り感じなかった原因ですが、兎に角、沢山の「サギリ」が登場するのですが、これがまぁ、漢字だけで書かれていると、どちらのサギリさんでしたっけと、一々家系図をその度に見返す羽目になります。ちょうど、ミステリードラマだったら、ナレーションでこの人は〇〇家の××さんで、こういう経緯があり・・・・と注釈をつけられているような感じで、素に戻ってしまったのが原因の一つ。ただ、この家名や地名といった名前は、この小説の演出に欠かせない要素なので、これから読まれる方はしっかり家系図やら村の見取り図を頭に入れて読めば、きっと怖さを感じながら読み進められるかと思います。

 それにしても、この作品、連続殺人については、しっかりと解明しているのですが、村で子供がいなくなった怪異(と言っていいのかは怪しいですが・・・)やら他の怪異について、全てを明らかにしていない所が憎い。。。

てなわけで、読完記念?にサギリとサギリ(とカカシ様)

https://www.instagram.com/p/BW4arOpg86i/

『厭魅の如き憑くもの』読完。さぎりとさぎり(とカカシ様)#イラスト #コピック #読書イラスト